この類いの記事(チャレンジ企画的な)は縁遠いと思っていました。が、コロナによる自粛期間をきっかけに思考が変わりふと思い立って、まるまる一カ月間チャレンジしてみましたのでその記録としてまとめてみようと思います!果たして一カ月で体はどう変わったのか!?というか、変わったのか!?(笑)気になる人は、最後まで読んでみてください。
始めた理由
私はここ数年、仕事においても私生活においても「動ける体」をテーマにトレーニングに関わってきました。「見た目にばかり囚われるトレーニングはナンセンス!」「マッチョが動けないのは格好良くない。」「動ける体こそ意味がある!」だから私は、スーパー動ける母ちゃんを目指して、日々がっつりトレーニング。学生時代も陸上競技部で毎日がっつり動いていたので、そういうのは得意だったしやっぱり好きでした。汗びっしょりで倒れこむくらいやった後の疲労感は、イコール達成感と爽快感で充実。筋肉痛も大好物だし、何よりパワーがみなぎるんですよね。無駄に(笑)だけど自粛期間中に色々考えていた時に嫌いじゃないけど理想の体ではないな、と気付いたんです。動ける体は私にとってマストだけどビジュアル的には、もっとこうしたい、あぁなりたいってのがたくさんあったんですよね。ただ、このパワーを維持しながら理想のボディラインを目指すのは現実的ではなくて。筋トレって、部分的に大きくする(増やす)のは比較的誰でも可能であるけれど、部分的に小さくする(減らす)のは至難の業なのでだったら、まずは「リセット」かなと。リセットの仕方は色々あると思うんですがとりあえず兄が激痩せしたことで興味があった「1日1食」を試してみることにしました!兄が体に合ったんだから、妹の私も合うかな的な安易な気持ちで(笑)
具体的な方法
私の場合は、朝、昼は何も食べず、夜の1食のみ。水分は自由に。夜の食事も自由です。大抵私の水分と言えば、炭酸水とブラックコーヒー。お腹がすいた時やトレーニング後は、プロテインもOKとします。夜の食事は自由と言いつつやはり栄養面は気になるので、健康的に美味しく。夜寝る前まで食べてOKにして、デザートもしっかり食べました。しかし残念ながら?いやありがたい事なのですが大抵の土曜日は、昼食と夕食をご馳走になる習慣があったので、週に一度は2食になっておりました。これはもう割り切ってます。はい。
一ヶ月を終えて
もともと、胃腸への負担を減らすために夕食後16時間は食べないという生活を送っていたため特に辛い感じもなく、余裕で一カ月を終えました。まだまだ続けられそうな感じはありましたが他にも試してみたいリセット法があったので、一旦終了です。
体組成の変化
ここ1年くらいは、体重56㎏~57㎏、体脂肪率20%くらいを前後していましたが、殿筋群強化期間+コロナ太りによって、スタート時は59.2㎏でした(笑)で、結果
【一カ月後】58.2㎏(-1㎏)
意外と減りませんでしたね!毎週土曜日の朝は最小値で迎え、土曜日の1日2食day後の日曜日の朝にぐんと増えるというのを繰り返していました。毎週「二歩進んで一歩下がる」感じ。ただ、体感や見た目では2~3㎏落ちてそうな変化はありましたね。全体的に薄くなった?体脂肪率を測れなかったのが残念です。(特にブログに書くつもりもなかったので(-_-;))ちなみに
【期間内最小値】57.8㎏(-1.4㎏)
【期間内最大値】59.7㎏(+0.5㎏)
↑え?(笑)この最大値は、1日2食day後と生理初日がかぶった日です。女性は生理によっても体重が増減するので、予め理解が必要です。
一日一食のメリット
あくまでも!私個人の体験から感じたことです。
①薄味になる
食べる機会が減るので、味覚が敏感になります。少しの味付けでも美味しく感じたり、素材の味を楽しめるようになります。私はもともと薄味ですが、さらに味覚が敏感になりましたね!サラダのドレッシングすらいらないわい。
②食が細くなる
食べない時間が長くなると、胃が小さくなり「よっしゃー!今日初めての食事だー!」と思っても意外とたくさん食べられなかったり。今まで食べ過ぎてしまっていた人には良いことですね。食べるのが好きな人は、ちょっと寂しいかも?楽しみにしていたデザートが、食べられないという事態もあり得ます!
③1回の食事を大切にするようになる
1食が、貴重な一回になるわけですからそこにかける想いは当然熱くなりますね!好きなものは食べたいし、足りない栄養も補いたいしでも食が細くなっていてそんなにたくさん食べられないし。「できるだけ栄養バランスのとれた食事を美味しく」という想いが自然と湧くようになり、食事の質が上がります。
④1日の摂取カロリーが減少
薄味になって食が細くなると、必然的に摂取カロリーが減ります。【消費カロリー>摂取カロリー】であることがダイエットの基本となりますので継続できれば、体重や体脂肪率などの数値にも変化が表れるでしょう。※1日1食を始めた最初の期間は、まだ味の好みや胃袋のキャパもあまり変わっていないので、1食で高カロリー摂取してしまうことも十分にあり得ます。
⑤便秘解消
食べて無い割に、出ます!ともと、胃腸への負担を減らすために夕食後16時間は食べないという生活を送っていたと書きましたが、これはまさに便秘予防のためでもありました。1日1食だと、さらに空腹時間が増え胃腸たちも消化活動に、より一層力を注ぐことができるのようです。
⑥浮腫み改善
お腹が空いても固形物を食べられないので、水分をより多く摂取するようになります。排尿回数が増え、老廃物を排出しやすくなります。また食事の回数が減ったことで、糖質や塩分の摂取量が少なくなれば必要以上に水分を溜め込むこともなくなります。特に今まで糖質過多、塩分過多の食生活を送っていた人は、その効果を得られやすいでしょう。
⑦時間に余裕ができる
せっかちさんにとっては、かなり大きなメリットです。自炊なら食事を準備する時間、食べる時間、片付ける時間。外食ならお店を探す時間、移動する時間、待つ時間、食べる時間。食べないという選択肢を選ぶことで、一時間くらい浮きます。一時間もあれば、けっこう色んな事できますよねぇ。
⑧食費が浮く
単純に、今までと同じような質ならば回数が減るので食費を節約することができます。ただし、1食の質を上げようと良いものを食べるとなると、今までと変わりない出費になるかもしれません。
一日一食のデメリット
①みんなが食べている時に食べられない
家族と同居している人は、なかなかこれが辛い!!特に家族で出かけた先の外食時、親戚の集まりやお祝いの席など強い決意を持ってしても避けられない状況があったりして。そのような場合は夜のみの1食を、この日だけは昼のみの1食に変更するなどといった、柔軟な対応がストレスを溜めない秘訣となりました。
②食事内容によっては体に負担がかかる
これについては要注意。よく自分の体と向き合う必要があります。例えば、空腹時間が長く血糖値の変化もない状況でいきなり大量の糖質を摂取すると、血糖値は急激に上昇。そのあと急激に下降します。このような急激な変化は、血管に大きな負荷がかかりますのでもともと循環器系の弱い人や持病のある人は、特に注意です。持病の有無に関係なく、また1日1食に関わらず、低GIを心掛けた食事選びは健康にもダイエットにも大切なのは間違いないです。
結論
1カ月続けた1日1食生活。劇的な変化は見られなかったものの、私には非常に合っている方法だと感じました。なぜなら私は胃腸が強くない、便秘になりやすい、水分不足がち、浮腫みがち、せっかちさんだから(笑)同じようなタイプの人は、試してみる価値あるかもしれませんね。上記に述べたメリット・デメリットには、全て個人差がありますしそれぞれのタイプに合ったベストな方法が他にもあると思います。1食にして必要栄養素を確保するのは難しいことなのでトレーナーとしてゴリ押しはできませんしやってみるなら栄養面や体調に十分注意が必要だということをお忘れなく。どんな食事法も大切なのは、心身共にストレスフリーであること。そして、必要な栄養素を必要なだけ摂取することです。目先の結果に囚われず、心身の健康を目指したいですね。
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