女性トレーナーによる出張パーソナルトレーニングと食事指導

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憧れの人と同じトレーニングをしても、その人と同じ体にはなりません。

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いきなり絶望的な現実を突きつけるようですが・・・

これを理解しなければ、理想の体を手に入れることはできないのです!

憧れの落とし穴

日々トレーニングに励んでいる人には「〇〇に憧れて・・・」と、憧れの人物を待ち受け画面に設定し、Instagramを毎日チェックしては、トレーニングメニューを真似て実践している人、けっこう多いのではないでしょうか。

もちろん目標を掲げることは素晴らしいことです。
憧れの人を理想とし、目標とすることが、努力を始めるきっかけになるのなら「どんどん憧れて下さい」と、言いたい。

しかし、理想を叶えることはそう単純なことではなく、トレーニングメニューを真似するだけでは理想にやや近づく、もしくは、理想から遠のくことだってあるのです。

”憧れ”は、今自分にないものを手に入れたいという向上心、欲の表れ。
満たされない欲は、欲求不満というストレスに変わります。
モチベーションだった”憧れ”が、ストレスの要因と化してしまわないよう体作りに関する理解と、正しい目標設定について知っておきましょう!

はじめの一歩

理想の体は、人によって様々です。

女性らしい曲線のあるメリハリボディ
引き締まった健康的な体
オリンピックで活躍できる強靭な動ける体

これらはそれぞれ、憧れる目的が少しずつ異なります。
ビジュアル、健康、パフォーマンス。

目的が異なれば当然、トレーニングの方法も大きく変わります。
オリンピックで活躍したい人が、女性らしいメリハリボディに向けたトレーニングをおこなうことは、得策ではありませんよね。

ですから、憧れの人のトレーニングメニューを真似ることは間違いなく、理想へ近づく最初の一歩となるでしょう。
しかし、体とトレーニングの関係は、それほど単純ではないという事を理解しなければなりません。

十人十色

トレーニングをすると、体は変わります。筋肉量が増えることによって体が大きくなったり、体脂肪が減ったり、パワーアップしたり。
トレーニングによる筋肉量の増加には多くのメリットがあり、そのほとんどが、あらゆる面で自分自身を高めてくれることでしょう。

しかし、これら得られる結果をコントロールすることは至難の業。
計画してた期日までに体が大きくならなかったり、トレーニングで膝を痛めてしまったり、想定外の部位がパワーアップしてしまったり。

このような誤算はよくあることなのですが、”憧れ”の気持ちが高ければ高いほど、そして”憧れの人”の真似が忠実なほど、この誤算によるストレスが大きくなり、結果的にモチベーションを保てなくなってしまいます。

「あの人はこのトレーニングでプリケツになったから、私もやろう」
「あの人はこのトレーニングで腰痛が良くなったから、私もやろう」
「あの人はこのトレーニングでタイムが縮んだから、私もやろう」

やろうとする意欲は、素晴らしい!やらないよりは、良いかもしれない!
しかし、同じことをすれば同じ結果を得られるとは、思わないで下さい。(なんて厳しい言い方)
これが可能であれば、パーソナルトレーナーという職業は成り立たない…。ワタシの仕事ナクナルヨ。

人の体は、十人十色。
全く同じトレーニング結果が得られることは、ほとんどないです。

同じ体にならないワケ

なぜ結果が異なるのか。なぜ同じ体にならないのか。
その秘密は、トレーニングでは変えられないものの存在にあります。

環境の違い

トレーニングの効果は、環境によって大きく異なります。

栄養豊富な食事
良質な睡眠及び休養
優れた体調や体質

筋肉の発達に必要不可欠なこれらの要素を、十分に確保できる環境であるかどうかは非常に重要です。
”憧れの人”の体が、これらを完璧に確保した上で作られたものならば…?
同じように環境を整えることができるのでしょうか。

栄養価の高い食材を揃えるお金の余裕
規則的な生活や体を十分に休められる時間の余裕
体調を崩さないための免疫力や管理能力
すべてを網羅する心の余裕…

環境を整えるって大変な事です。

骨格の違い

骨格は、体作りに大きな影響を与えます。
肩幅が広くて骨盤が小さい人は、もともと逆三角形な骨格と言えますし、
同じ体重だとしても、骨格がしっかりしている人の方が重量がある分、体脂肪あるいは筋肉量が少ない可能性があります。

背の高い人の方が一歩が大きいため、走るスピードが速かったり、
背の低い人の方が重心が低いため、様々な動きに対する切り替えが速かったり。
あらゆる場面において、骨格を無視して体作りを語ることはできません。

すべてに余裕を持ち、完璧な環境を作ったとしても、骨格が異なればトレーニングの効果も変わる
骨格タイプの全く異なる人物を憧れるのは自由ですが、トレーニングを真似るのはナンセンスです。
自分の骨格と向き合い、骨格に合わせたアプローチをする方が、間違いなく効率的なのです。

【骨盤の傾きで効果が変わる!尻トレで気を付けるべきポイント】

筋トレの勘違い

冒頭で『トレーニングメニューを真似するだけでは、理想にやや近づくもしくは、理想から遠のくことだってあるのです。』と述べました。

え、遠のくの!?って思いますよね。
そう、目的によっては、存分にあり得えるのですよ。

くびれ作り=隙間づくり

くびれは、肋骨と骨盤の間が、骨格の幅に比べて細くなっている姿。
”くびれ=痩せている”というイメージがありますが、くびれは骨格の影響を大きく受けているので、体脂肪率が比較的高くてもくびれている人は沢山います。

はい、ここでお餅を想像してもらいましょう。(いきなり)
お餅って、お皿の上では一塊でずっしりしてますが、箸で持ったり、口に入れたりする時にびよーんて伸びて細くなりますよね。くびれも、同じなんです。
胴体に付いているお餅のような脂肪も、肋骨と骨盤の距離が遠くなればなるほど、びよーんとお餅みたいに伸びて、細くなるのです。

つまり、同じ量の脂肪がお腹周りについていても、骨格によってくびれている人と、くびれてない人がいるのです。
これを理解していない人は、くびれを作りたいと思った時に、とりあえず腹筋運動を頑張り始める傾向にあります…。

腹筋運動でくびれはつくれない

筋トレは、筋肉に刺激を入れて、強く大きくする行為。だからハードなトレーニングを積んだ体幹の強いアスリートのウエストは、筋肉が詰まっているような、がっちりと寸胴な見た目をしています。

腹筋運動はくびれを作るというよりも、腹筋を強くする。

もともとくびれやすい骨格の方と同じ量の腹筋運動を
肋骨と骨盤の間が狭いくびれにくい骨格タイプの方が真似をして行っても、

くびれるどころか、どんどん寸胴なアウトラインになってしまう可能性が高いのです。

もちろん、腹筋を鍛えることで得られる恩恵は沢山あります。
しかし、骨格によってはトレーニングの効果を思うように得られない場合が大いにあるということ、そして骨格が体作りに大きな影響をもたらすということは、理解しておかなければなりません。

まとめ

よく”真面目な人ほど損をする”と言われますが、ボディメイクにおいても、体の構造や自分の体のことを理解していないと、頑張るほどに上手くいかないという事がよくあります。

”憧れ”は、あくまでも”憧れ”として捉え、自分の体と向き合いながら、自分なりの方法で進めていきましょう。結果がどんな形であれ、自分にとってプラスになるようなトレーニングができれば大成功。トレーニングは自分を苦しめるものではありません。幸せにするものです!

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