こんにちは!
Rient髙田です。
本日は藤岡市平井こども園の運動教室。
マット遊びということで、マットの上で色々な動きを行いました。

最近ではこども園などの未就学児施設で体操教室を行うところも多く
小学校の体育の授業でスムーズにマット運動に入れる子は比較的多いような気がします。
しかし実際に以前小学校の体育を教えていた時に思ったのですが
形はわかるしやり方はわかるけど、思うように体が動かせない、動かないという子はめちゃめちゃ多いです。前回りの時に膝が伸びきっている、背中が丸まらないなど。
このまま「なんとなくはできる」が成長していくと、内容がレベルアップした時に絶対怪我をします。
これは運動神経の問題?仕方がない?
学校の先生はそうやって評価して成績をつけてしまうかもしれませんが
実は指導者側に問題があったということも考えられます。
小学校のマット運動にスムーズに入れるように未就学児でマット運動を取り入れるとき、もしくは小学校の一番初めのマット運動で、何から始めるか、ということです。
まさかいきなり前回りをやらせる指導者はいないとは思いますが
前回りや後ろ回りの前段階である「ゆりかご」や「丸太転がり」から始める指導者が多いのではないでしょうか。
しかし私はこれすらまだ早いと思っています。
身体を動かして遊ぶことが昔よりも減っている現代っ子。
色んな玩具が家の中にあるので、遊ぶ工夫もあまりいりません。
道具を使って遊ぶことに慣れ、自分の体を使って遊ぶことがあまりできません。
足ジャンケンなんて普段家でやらないでしょう?
膝を曲げずに走る競争なんてやらないでしょう?
お尻で進む競争なんてやらないでしょう?
物がなかった昔は、みんな工夫して、どうやったら面白いか、楽しく遊べるか、自分の体でたくさん遊んだのでしょう。
だから、自分の体の動かし方がわかるから、見れば同じようにできるし、言われればできる。
だから現代っ子は、自分の体をコントロールするのが苦手なんだと思います。
「ゆりかご」よりも「丸太転がり」よりも
まずはマットの上で体を動かしてみる。
色んな条件で、色んな部位を使って動いてみる。
マットにたくさん触れて、慣れて、色んな感覚を感じてから形にしていく。
こんだけ偉そうに述べといて
正しいかなんてわかりませんが
現代っ子は今までよりもより丁寧に
さらに工夫を凝らした指導が必要なんだろうなと思っています。

最後はみんな大好きスラックれレールを使ってバランス遊び~♪
今日も笑顔いっぱい元気いっぱいの子供達でした(^^)/