こんにちは!
Rient髙田です。
寒くなったり、暑くなったり。異常気象全開の近頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
我が家のちびっこ達は順調に流行を抑え、夏は手足口病にヘルパンギーナ、そしてついにRSウイルスが到来。感染症の最先端をゆく髙田家です。
保育園等の環境に置かれれば致し方ないとは言え、仕事上ご迷惑をおかけする方々には大変申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。
母業と個人事業を両立させるのは、なかなか至難の業ですね・・・。息子が昼寝をしている間にこのブログを書き終えたいと思います。
さてさて今回はこどもについてのお話。トレーニングとは関係ないような、関係あるようなお話。
来月で4歳になる我が長男は自閉症スペクトラムで知的障害の疑いありの発達障害児です。未だ会話はできませんし、指示も通りません。こだわりも強く、一筋縄にはいかない子育てに日々奮闘です。
気付き始めた当初は精神崩壊寸前でしたが、今はただただ純粋無垢で奇想天外な彼が可愛くて愛おしくて仕方ありません。
しかしコミュニケーションがとれないのはなかなか大変で、私も自分なりに色々勉強してきました。
そこでとても役に立った、あらゆる場面で使える本を一つ紹介したいと思います。

【発達障害の子どもを伸ばす 魔法の言葉かけ】
長男の様子が何やらおかしいと気付いて色々と調べあさっていた時に見つけた本です。発達障害児に関わる方々に人気の本らしいです。
内容についてはタイトル通り「言葉かけ」によってこどもは変わりますよーっていうことが書いてあってそれがABA(応用行動分析)という療育法を用いたものであり、よくあるシチュエーションに対応した具体的な言葉かけの方法がたくさん載っていてめちゃめちゃ実用的です。
しかもイラストがあって、本を読むと眠くなっちゃう私にも読みやすい本。(子供か)内容も全然難しくなくて、すぐ実践できるようなことなんだけど子育て上手さんでもきっとできていない、目から鱗で「なるほどな!」と思う内容なのです。
本を読み終えてだいぶ経ったある日たまたま自分がこどもにした「言葉かけ」による効果がこの本の一例と一致した時「これかぁぁぁぁ!!!!!(*’▽’)」と心の中で興奮した覚えがあります。
なんだかずっと完成できなかったジグソーパズルがやっと完成した瞬間みたいな衝撃を受けて。そのあとも長男に対してだけじゃなく、次男に接した時や運動教室でこども達に接した時などに何度か同じような衝撃があって、この本の虜となりました。
本当にささいな「言葉かけ」の工夫によって、こどもが良い方向に変わります。
例えば廊下を走る子に対して
「走らないで!」ではなく「歩こうね」
☞否定的な言葉ではなく肯定的な言葉に変換。
宿題をやらない子に対して
「まだ宿題やってないの?早く終わらせなさい!」ではなく「宿題何時からやる?16時から?16時半から?」
☞選択肢を示して選ばせる。
片付けを促したい時
「片付けしなさい!」ではなく「積み木を箱に入れようね」
☞漠然とした指示ではなく具体的に。
生徒を早く並ばせたい時
「早く並んで!」ではなく「5!4!3!2!・・・1!」
☞カウントダウンで予告。
などなど!
発達障害児だけじゃなくて、発達障害児ではないこどもにも使えるし
むしろこどもだけじゃなく、大人同士のコミュニケーション方法としても利用できる部分があるのかなぁと思います。
私の場合は母としてだけでなくスポーツトレーナーとしても役立っています。
基本は療育に関する本ではありますが、色んな人にお勧めの本です。
ささいな「言葉かけ」って本当に侮れない!言葉一つで大きく変わる。
発達障害児の長男がいたおかげで出会えた本で、コミュニケーション能力をもっともっと磨きたいと思います♪