こんにちは!
Rient髙田です。
最近、幼児から小学生くらいのこども達に運動を指導する機会が増えてきたのですが
想像以上に、課題に合わせて自分の体をコントロールできない子が多いと感じています。
何年も前から言われていますが、実際に全国の小学校で行われる新体力テストの結果においても「ボール投げ」の項目で記録の低下がみられています。
「ボール投げ」は新体力テストの中でも『身のこなし』要素が大きく、ボールを遠くに飛ばすために全身のあらゆる運動を総合的に調整することが求められます。(足の踏み出しや体幹のひねる動作、それに合わせた腕の振りのタイミングや素早さ、力強さなど)肩が強いことや力があるだけではないのです。
こういった『身のこなし』はまさに運動神経に直結する部分なのですが
運動神経ができあがるまでの幼少期においては
あらゆる運動経験が生み出す能力になります。
つまり、「ボール投げ」の記録の低下は、現代のこども達の運動経験不足を表しているといっても過言ではないのです。
幼少期における様々な運動経験が必要となってくるのですが
やはり一番は家庭での運動遊びが効果的なのではないでしょうか。
園や学校ではほとんど一斉指導となりますから、1対1で濃密に経験できる家庭の方が断然効率的です。しかも大好きな家族と経験を共有することで、幼少期のこどもにとっては心理面からのプラス要素が大きく働くでしょう。
なかなか難しいところではありますが、多くの家庭で様々な楽しい運動遊びを実践できるようになるといいですよね。
そこで今日は(前置き長いよね)
親子でできる運動遊びを一つご紹介。我が家ではほぼ毎日行われております。

長男ぐるん
両手を繋ぎ、こどもが大人の脚を登り、ぐるんと逆上がり。
通称『ぐるん』 我が家での通称です(笑)
やったことある人もいるかな?
最初は難しさと恐怖心でなかなかこどもだけではできませんので、大人のアシストが必要となりますが、コツをつかめば小さい子でもできちゃいます。
ちなみにこの写真はじいじと長男。
じいじが「ぐるん やるぞ!」と言。
そして3歳半の長男は発達障害児。
自閉症スペクトラムでまだ発語がありません。
そんな子でも、ぐるんぐるんにできています。
発達障害についてはまた追々書いていこうと思いますが
最近では、発達障害児において感覚統合療法や体幹トレーニングが効果的とされています。
かなり端折りますが
要するに 発達障害だからといって変に気を遣わず色々チャレンジさせよう
ということですね!!!!! 端折りすぎました(笑)
しかしこの『ぐるん』は、まさに感覚統合療法であり、体幹トレーニングであると私は思います。

次男ぐるん
兄を憧れの眼差しで見つめていた1歳半の次男も
頑張って練習しています。
これをマスターすれば、逆上がりもすぐできそうですね!
道具いらず場所もとらず最高の運動遊び、是非試してみてください(^^)/
※コツを掴むまでは補助を必ずしてあげてください。手は最後まで離さないこと、大人の両脚は閉じること。そして最初は肩を痛めやすいので、あまり繋いだ手を引き上げ過ぎずゆっくり行ってください。